手に馴染む素材の自然な風合いが心地よい。無印良品さんの【紙管ギフトボックス 小】のご紹介です。
紙管製のギフトボックスです。
いつもの通りそのまんま(笑)。
シュリンク包装ですね。
表示ラベルもいたってシンプル。
this is MUJI!
このシリーズはサイズ違いで、大中小と3サイズあります。
こちらは「小」サイズ。
内寸:約直径7×10.2cm、外寸:約直径7.5×11.4cmです。
もっとも一般的な缶詰をほんの少しスリムにした感じです。
包装を解いて商品を手にしたときに最初に感じるのは、その風合いと言いますか質感の良さですね。
とても人間味があると言いますか、手になじむ感じです。
そして、ふたを開けるときに感じるのは、その精度の高さ。
身と蓋の制度が、これ以上のものはないだろうなと思うほど!
完璧です。
暫く抜き差しを繰り返してしまいます(笑)。
そこで気付くのが、この底にある小さな切り欠きの機能です。
抜き差ししていると、手のひらに、風を感じます。
そうです、この穴から空気が抜けて手のひらにあたるのです。
ちょうど、箪笥の引き出しを勢いよく押し込むと、違う段の引き出しが出てくるような感覚です。
あれは、海外の人からするとナンセンスなのだそうですね。
日本人は大好きですね(笑)。
昭和もずいぶんと遠くなりましたが、
こういう感覚はウエスタナイズが進行しませんでしたね。
私だけでしょうか(笑)。
紙管といえば最近では建築家の坂 茂(ばん しげる)さんが、建造物の重要な構造体に活用して注目されています。2014年には建築分野の国際的な賞であるプリツカー賞を受賞しています。
こちらの商品も非常にしっかりとした作りです。
紙管そのものも優れた素材ですし、造りも素晴らしい。
ふたのメンコ部分の接着も素晴らしいです。
因みに、made in Japanです。
アジアンテイストたっぷりの俗にいう「ざっくりとした作り」も魅力的ですが、この様に、きっちりできたものもまた魅力的です。
これも無印良品さんのコンセプトだからこそ成立しています。
とても良いことです。
本質をついています。
こういったものを商品として成立させるのは
とても難しい世の中です。
以前よりは改善、前進はしていると実感できることが心強い限りですが。
無印良品さんの【紙管ギフトボックス 小】でした。