スケッチブックで有名なマルマンさんのA7サイズのメモ帳『メモパッド ニーモシネ 方眼 A7 N179A』のご紹介です。
『ニーモシネ』はマルマンさんが展開するステーショナリーのシリーズ。メモ帳以外にもノート/クリアホルダー/ロール付箋など様々なアイテムを揃えています。
その中で、今回ご紹介するのはA7サイズの縦型のメモパッドです。
大きな特徴は、メモ帳を綴じている製本形態でしょう。太めのステープルで表紙の外側からしっかりと留められています。
この製本形態は古くから使用されていたのですが、製本技術が向上して、表紙を後から包んでも強度が保たれる技術が一般化してからは、一部の老舗ブランドを除き暫くはあまり見かけなくなっていました。
ところがここ最近日本でも、ポストモダンとでもいいましょうか、レトロモダンといいますか、合理性一辺倒の時代を経て、以前あった形式が再注目されています。
裏表紙側には貫通していませんので、安全です。
表紙は黒い風合いのある紙をセレクトされていて、印刷は特色1色印刷です。購入したときには気付かなかったのですが、背表紙にあたる面にも品番とシリーズ名が印刷されています。「おしゃれだなぁ」と思ったのですが、もしかしたら、積み重ねたときに、横から見ても品番とシリーズ名が分かるようにという合理的な理由もあるのかもしれません。
このメモ帳には見返しというかトビラと表現されるのかわかりませんが、表紙と本文の間に色紙が挟まれています。この鮮やかなイエローの紙がデザイン上のアクセントになっています。
また、折り返した表紙の裏側にも『Mnemosyne』の印刷があります。こちらもデザイン的に非常に効いています。
使用されている紙は、TANT(タント)のようです。表面にある凹凸と鮮やかな色が特徴です。表紙の黒とマッチしてとても美しいです。
見返しには切り取れるようにミシン目も入っています。
メモ用紙の下にはしっかりした台紙も入っていますので、手に持って筆記するときにも安定しています。
見返しを開くとメッセージが。
用紙ついてもコメントされています。
『仕事に創造性をもたらす 高品質の本文用紙』
『この製品の本文用紙はマルマンの国産オリジナル筆記用紙です。書きやすく張りがあり、文字のかすれ・にじみ・裏抜けがほとんどありません。』
マルマンさんのウェブサイトにも詳しく掲載されています。「MPS」(マルマン・ペーパー・シリーズ)のMPS-N(80g/m²)を使用されているようです。
なお、メモ用紙には切り取り用のミシン目が入っていますが、この切れ味が素晴らしいです。
パリッと爽快に離れます。是非体験してみてください。
マルマンさんの『メモパッド ニーモシネ 方眼 A7 N179A』でした。