今回はマスコットキャラクターの正面ポーズのみを使用したパラパラ漫画メモの少し複雑な動きの作り方についてご紹介したします。
表紙と本文のデザインをつくります。パラパラ漫画メモは、形態はベーシックな「くるみメモ」と同じですので、表紙にはっきりと【パラパラ漫画メモ】と明記しておいた方が良いと思います。
また、パラパラさせるときに最初に目にしているのは『表紙』のみで、パラパラをスタートするとすぐに数ページ経過してしまいますので、ストーリーを理解しやすくするために、表紙はメモ用紙(本文)と関連するデザインが良いと思います。
今回はジャンプしながら後ろから前へ斜めに移動させます。
マスコットキャラクターは中間を100%とすると拡大120%、縮小80%にしています。適当な間隔をあけて配置し、「オブジェクト」→「ブレンド」→「ブレンドオプション」「間隔」「ステップ数」を【3】に設定して、「作成」します。
次にジャンプの軌道のカーブを用意して、先ほどブレンドしたパーツを軌道上に配置します。
軌道のカーブとブレンドしたパーツを同時に選択して、「オブジェクト」→「ブレンド」→「ブレンド軸を置き換え」を実行します。
二つのカーブの接点はマスコットキャラクターが二重に存在しますので、後工程で、一方は削除します。
マスコットキャラクターを意図した位置に移動します。
マスコットキャラクターは「ブレンド」→「拡張」、グループ解除します。
次に、「影」のパーツをつくります。先ほど作成した要素を複製して、右端と左端の影のみ残して削除します。両方の影を選択して、「オブジェクト」→「ブレンド」→「ブレンドオプション」「間隔」「ステップ数」を【7】に設定して、「作成」します。
影を「ブレンド」→「拡張」、グループ解除します。
マスコットキャラクターは図のようにふたつの要素に分離します。位置を揃えるときに使用しますので、左端のマスコットキャラクターのみ影つきにしておきます。二つの軌道カーブの接点のマスコットキャラクターは重複していますので、一方は削除します。
影付きの背景と分離したマスコットキャラクターの要素を重ねます。位置は左端の影で合わせて、重複した影は削除します。
次に、垂直にジャンプするステップを作成します。全16ステップ中、すでに9ステップ使用していますので、残り7ステップで上昇下降させます。割り切れませんので、上昇が早く下降を緩やかにします。上昇がブレンドステップ数2、下降が3です。それぞれ、ブレンドを「作成」します。移動距離は36mmに設定していますが任意です。
左端の影のみ生かした背景を複製して、それぞれのステップを配置します。
作成したステップを16フレームに展開します。新規に16のアートボードのあるファイルを作成し、1~9にふたつのカーブ、10~16で上昇下降を割り付けていきます。「影」はマスコットキャラクターの位置に揃えた後に、ジャンプして地面から離れたフレームでは適宜縮小して調整して完成です。
GIFアニメーションにしてみました。今回は動きが複雑でしたので、少し時間を要しました。パラパラ漫画メモの少し複雑な動きの作り方についてご紹介いたしました。

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※このページのメモ帳の仕様は、次の通りです。
【パラパラメモ】
種類 『Mサイズ48枚』
表紙刷色数 『2色』
本文(メモ)刷色数 『2色』